スポーツ指導から見る、ここが変だよ日本の教育〜トップダウンとボトムアップ〜
僕は10年くらい少年サッカーのボランティアコーチをしていました。
結婚して子供が産まれたことを機に戦線を退きましたが、それまでは毎週土日は小学生とサッカーしてました。
その時に感じた違和感について、教員免許を持つ私が学校教育と交えながら、記したいと思います。
右向け右の日本人
よく言われる表現として、「右向け右と言われれば右を向くのが日本人」というのがあります。
当たり前じゃないか、って思われるかもしれませんが、では欧米ではどうなのか。
「何で今右を向くの?」
これは極例ですが、つまりは日本人は指示を疑問を持たずに聞き入れ、欧米ではその目的を理解しようとする、ということです。
スポーツ指導の場でよくあるのは、試合に負けたり、忘れ物したりすると、指導者が怒って、全員でグランドの周りを走りに行かせます。
日本の選手は「はい、わかりました!」と二つ返事で走りに行きます。
もちろん、納得はしてないので、走りながらブツブツ文句は言います。
ある日本の指導者がスペインの指導者に、
「スペインの選手に同じことをしたらどうなりますか?」
と聞いたところ、
「何のために走るんですか?」
って聞いてくるだろうね、っていう回答だったそうです。
つまり、日本人は行動に目的を置かず、欧米は重きを置く、といったところでしょうか。
これには日本の教育現場に残る悪しき習慣が影響していると思われます。
専制君主ならぬ先生君主
日本の家庭で保護者から子どもによく言うセリフです。
「先生の言うことをよく聞くのよ」
「先生の言う通りにしなさい」
私もサッカーのコーチをしていた頃、保護者の人が子どもにこのように言って預けていくのをよく目にしました。
これが私の感じた違和感です。
先生にしたって、スポーツ指導者にしたって、ただの1人の人間です。
百歩譲って、先生は免許があるけど、地域のチームのスポーツ指導者なんて、手を挙げればなれるようなものです。
そんな人に「完全性」を求めるのは無理があります。
この辺は会社とかでもそうで、上司の言うことは絶対!みたいな王様ゲームみたいな文化が日本には根強くあります。
こういう風潮はトップダウンと呼ばれ、指示系統は上から下にズドン!で基本的に下は兵隊として任務遂行していれば組織は滞りなく運営されます。なので、上の人間からすれば、自分の想定外のことが起こりにくいため、非常に楽な管理方法です。
私たち日本人はデフォルトがこのトップダウン文化で育っているので、
「先生の言う事をちゃんと聞きなさい」
っていう考え方が出てきやすいんです。
ただし、トップダウンには二つの大きなデメリットがあります。
一つは、上の権力が強くなりすぎることです。下が言うことを聞く優越感もあり、時にそれは間違った方向に行使され、パワハラとかイジメが出てきます。
部活動の先輩後輩の関係もそうです。一年はボール拾い、部室の掃除とかならギリギリ理解できても、何故か外周走らされたり、先輩の飲み物買いに行かされたり、ってなると行き過ぎた権力の行使です。
もう一つが致命的です。トップダウンは全て上の指示通り動くので、上の人以上の発想は出てこないし、上の人以上に下が育つことがなくなります。上の人が1から10まで理解して指示を出していたとしても、9とか10の部分は上が握っていると、下はその部分は理解しないまま8までの任務を遂行します。
つまり、上がいなくなると、9とか10のノウハウが組織に残らず、衰退しやすくなります。
会社が代替わりで潰れやすかったりするのは、こういう点が大きいです。
また、指示がないと動けない、指示待ち人間になりがちです。
指で導く者と書いて指導者、ボトムアップ
私の体験談に戻しますが、
私は別に特別優れた人間ではありません。
私の言う事に、間違いがないわけではないし、常に全員を視野に入れながら適切な指示を送り続けるのは不可能です。
子どもたちに私程度の器を上限とした指導をするのもおこがましいです。
なので、私は子どもたちにはこう言っていました。
「自分で考えて動くんだよ」
これだけだと丸投げなので、後は指針だけ示します。
「チームのためになることは積極的にする」
「チームの邪魔になることはしない」
「トラブルがあってもすぐにコーチに言わない」
最初は子どもって何でも聞いてくるんですよね。
「トイレ行っていいですか?」
「練習してきていい?」
「ご飯食べていい?」
ダメ!っていえば、トイレにも行かずに、ずっとモジモジしてるのかな?って思うくらい、何でも聞いてきます。それは保護者に、言う通りに動きなさい、って言われてるから当然と言えば当然です。
とりあえず最初は全部に対応します。
「今それをやったらチームの邪魔になりそう?」
例えばミーティングの直前だったら、後にするっていうかもしれないし、ただの休憩中なら気にせず行けばいいし、っていう行動の判断をずっと子どもたちに任せていきます。
間違えてたら注意します。
「今からチームのミーティング始まるよね?君が今からトイレ行ったら皆が待たないといけないよ?」
もちろん我慢出来ないなら行かせますが。笑
「じゃあ、どうすれば良かった?」
「ミーティングよりもっと早く行っておけば良かった」
って言わせることが出来れば、次からはだいたい大丈夫でした。
こうやって、ある程度の指針だけ示して、下に判断させることをボトムアップと言います。
先程のトップダウンと異なり、下が自分の考えで行動するので、ノウハウは下に残るし、上の器に収まりすぎることもありません。下がある程度の責任を負って動くので、権力も集中し過ぎません。
一方、デメリットとしては、上が下を管理しづらい、ということです。上なら右を選ぶ場面でも、下も右を選んでくれるとは限りません。左を選ばれた時に、フレキシブルな対応が出来るのか、臨機応変さが求められます。
結局、右に無理矢理持って行っては意味がないし、左に行ったことでアドバイス出来なくなっても本末転倒です。
なので、下手なボトムアップはトップダウンより罪深いので、準備が重要です。
ボトムアップは丸投げ、と揶揄されることがありますが、丸投げほど怖いものはなく、丸投げできるだけの準備が必要です。
私も練習メニューを複数準備したうえで、子どもらにミーティングでやりたい練習テーマを決めてもらっていました。子どもらは、この前の試合の課題とかを振り返り、シュートがいいとかディフェンスがいいとか決めます。どんな答えが出てきても返せるだけの準備が必要です。
日本に根付くトップダウン文化
日本は会社も学校もトップダウン文化です。そこで育った人はトップダウンが当然の考え方になります。
例えば部活動で、一年の時に先輩に虐げられ、「俺らが先輩になったときはこういうのやめようぜ」なんて言いながら、いざ後輩が出来るとやめられない、なんてのはあるあるです。同調圧力の文化も根強い日本では、「変えない」は正義となりやすいんです。
本田圭佑選手が高校部活で、「敬語なんてやめようぜ」って言って名門星稜高校サッカー部からは一時的に敬語がなくなり、本田圭佑選手自身も後輩に呼び捨てにされてた、というのは有名な話ですが、本田圭佑選手卒業後に元の文化に戻ってしまったそうです。
当時高校生とはいえ、あれだけ発信力のある人でも変えきれなかったわけですから、それだけ文化を変えるというのは難しいといえそうです。
留学経験なし、英語で仕事ができるようになるまで〜オンライン英会話でアウトプット〜
私は外国語学部卒ではありますが、英語を専攻していたわけではなく、留学経験もありません。
高校英語の教員免許は取得しておりますが、就職は新卒から一般企業にしており、英語を仕事で使うことはありませんでした。
しかし、ブラック企業から逃げるように退職し、転職活動をしている際に、縁あって今の会社から内定をいただきましたが、それが私の外国語学部卒という学歴に興味を持っていただき、英語を使って仕事をしてみないか、というオファーでした。
転職活動が長引いており、早く転職したかった私は、入社してから頑張れば何とかなるだろうと高をくくり、内定を受けました。
しかし、実際に仕事が始まるとブランクもあって、相手が何を話しているのか、ついていくのが大変で、リアルタイムに返答することがほとんど出来ませんでした。
これはヤバいと思って、勉強を始め、5年くらいでその部署を一任されるようになった私の勉強方法を紹介します。
目標設定
勉強を始めるにあたり、TOEICの点数を目標にする方も多いと思いますが、私は資格試験は目標にはしませんでした。
理由は以下の2つです。
-
- 英語の資格試験は結局は読み書きのものが多いこと
- 実力より要領で点が取れてしまう可能性があること
後者について、資格試験は回によって難易度が変わりすぎてはいけないので、一定の基準の範囲内での出題になりがちです。
しかし、人との会話にフォーマットはありません。いきなりどんな話題を振られるか分からず、それに臨機応変に対応するのがリアルな英会話力だと考え、特定の基準に挑むことはやめておきました。
そのため、曖昧ではありますが、会話に間を作らず話せることを目標とし、数値としては2分間の会話継続を目安としました。
インプットの方法、Ted
リアルな英会話を学ぶために、どんな教材を使用すればいいのかを考えた時に、英語の教科書みたいな会話はダメだと思いました。
これはリンゴですか、それともミカンですか?
なんて文法の確認ためだけにあるような例文は相応しくない、と思ったのは、相手が必ずしも文法を守って話してくれるとは限らないからです。
会話相手も当然人なので、ヒートアップしてくれば多少の間違えはあるし、そもそも口語と文語の違いもあります。
そこで私が目をつけたのが、TEDです。
態度の悪いクマのお話ではありません。
国際的な講演会、っていうところでしょうか。
Technology Entertainment Designの略です。
色んなテーマで著名人がスピーチ、プレゼンしているので、好きなテーマのものを選んで聴けます。
表現も堅苦しくなくて、ユーモアある表現だったり、お洒落な言い回しがあるので、今度使いたい!っていうフレーズにも出会えます。
私はリスニングドリルっていうアプリで聴いてます。字幕ついてる動画もあるし、再生速度も変えれるので、聞き取れなかった部分を見直したり聞き直すことが出来ます。
勉強のために始めた視聴でしたが、コンテンツとして面白いので、今でも隙間時間に見ています。
動画も5分もない短いものから20分30分のものと長いものもあるので、空いた時間に合わせた動画を探してみられるのも便利な点です!
アウトプット、オンライン英会話
隙間時間にはインプットして、まとまった時間が取れそうな時には英会話のレッスンを受けました。
しかし、駅前留学は高額で、決められたレッスンの時間までに行けない日もあるかもしれないので、非効率。
レッスンの日にやる気があるかどうかも水物なので。。。
そこで目をつけたのがオンライン英会話でした。
当日予約出来るので、帰宅中に予約して、帰ったらレッスン!ということができるので、
今日はやることないからレッスン!
今日は飲みに行きたいからノーレッスン!
と自分で予定をコントロールできます。
講師も選べるので、私は毎回違う講師にしていました。人によってクセはあるので、特定の人に慣れないように、どんな人とでも話せるように、老若男女問わず講師を選択していました。
数あるオンライン英会話の中で私が選んだのはDMM英会話でした。
2015年くらい当時は業界最大手かつ最安値っていう印象だったのが選んだ理由としては大きいです。
月額3000円で毎日一回のレッスンが受けられました。月額は今では倍以上になったようですが、値上がりの理由は独自のビデオ通話システムを開発してレッスンの質を担保したり、講師陣も採用試験で厳選された方々に限定したり、と質の面で非常にポジティブなものなので、今でもコスパは高いと思います。
講師の数が多く、予約が取りやすいし、レベル別に講師やコースも選べたので、毎回気分に合わせたレッスンを選べます。
私は最低週に1回、多くて3回くらいのペースで1年くらい受けてました。
英会話が出来るようになった思考の変化
このようにインプットとアウトプットを重ねていましたが、当然すぐには話せるようになりませんでした。
聞き取れるようになってきても、返す刀で意見を言うのは難しく、世間話ならまだしも、業務に関する話は意見、単語、文法の3つを意識しながら即座に返すのは到底出来ませんでした。
なので、
文法は捨てました。
単語も半分諦めました。
留学経験のある方や幼少期に英才教育受けてた方なんかは、日本語を英語に変換して話すのではなく、英語は英語として脳が処理できるそうですが、おじさんが後付けで慌てて勉強を始めたところで、帰国子女の脳には出来ません。
私は英語で話されたものを日本語にして理解し、日本語で考えた意見を英語にして返す、というプロセスでしか英会話はできません。
そんな私が、テストで100点取れる文法で返そうというのが、もはや思い上がり甚だしいと思い、文法よりもレスポンス速度を選びました。
過去形か現在完了形か、冠詞はaなのかtheなのか、そんなこと気にしてたら返事できないので、間違えてようが気にせず返すことにしました。
そう思ったキッカケの一つは、外国の方にカタコトの日本語で話しかけられた時に、別に会話に困らなかったことです。
何となく意味は取れるので、会話も日本人同士ほどでなくても、スムーズにできます。
私は日本語は得意で経験豊富なので、向こうが多少下手でも、こちらの力でカバーできるわけです。
今からネイティブのようには決して話せるようにはなるには、かなりの労力を要すると思われますが、仕事しながらこれ以上は時間は取れないし、留学するには仕事を辞める必要があり、本末転倒です。
出来ないことはしない、そういう風に考えた時に道は拓けました。
決して開き直って精神論を話しているわけではなく、よく海外で活躍する日本人のインタビューとか見てても、文法おかしいな?って思うことがありますが、意味は理解できます。インタビューで文法考え過ぎてなかなか喋らないと変ですよね?とはいえイチイチ通訳を介するのも他国での生活に馴染む気がないように見えて、ビジネス的に印象は良くないかもしれません。
文法を間違える、というのは英語という科目としては減点ですが、ビジネス英会話において、より減点が大きいのはレスポンス速度です。
日本人は英語喋れない、っていうのは多分この辺の思考の問題が大きいと思います。
教科としての英語を勉強してきたので文法や単語、発音を気にし過ぎるきらいがあるのではないかと思います。
義務教育で6年間英語を学んでいるのに、全く喋れないなんてことはなく、喋れないではなく自信がないから喋らない、っていうのが正しい表現だと思います。
なので、とりあえず喋る、間違えてても喋るということにしました。
喋り続けた結果
間違えててもいい、そう思ってとりあえず喋る量が増えると、アウトプットが増えるので徐々に上達していきました。
自分が英語話す時に、録音して後で聞き返したりもするんですが、文法も追いついてきています。
インプットもアウトプットでの英会話レッスンも凄く大事ですが、経験談として、一番伸びたのは実践で話したことです。
サッカーでいうと、インプットはコーン並べてドリブルしたり、壁に向かってボール蹴って、止めて蹴るを練習しているクローズドスキルを鍛える感じで、
オンライン英会話によるアウトプットはミニゲームとか紅白戦でオープンスキルを鍛える感じですが、
やっぱり一番は公式戦に出てプレーすることが大事なんだと思います。公式戦には公式戦にしかない独特の雰囲気もあるので、紅白戦だけでは賄いきれません。
公式戦に出るチャンスがあるのに、まだ上手くドリブルできないから出るのやめときます、って言ってたら、いつまでも公式戦には出れません。メッシくらい上手くなってからでないと公式戦に出れないわけではなく、むしろ公式戦に出ないと一定以上は上手くならないので、チャンスがあれば手を挙げてでも話す機会を作るのが良いと思います。
まとめ
インプットとアウトプットは大事!
ただし、出来るだけ生きた英語に触れるように、「教科書色」の強い教材は避けて、出来るだけいろんな種類の話を聞き、話をしましょう!
そして何より大事なのは実践!日々のインプットとアウトプットは練習&練習試合。
公式戦でその成果を出す!
公式戦に出れそうなら積極的に出る!
「まだ早い」と自分で線を引かない!
SEOの歴史 〜世界最大、Google図書館〜
SEOってよく聞くけど、つまり何なのか?
どういう仕組みなのか?
こうしてブログを書いていると、やはり周りのブロガーさんはSEOを意識している方が多く、Web広告費用がテレビの広告費用を逆転した現代でネットビジネスへの注目度が上がってるのを感じます。
検索順位の上げ方は色んな方が書いているので、弱小ブロガーの私は書きませんが、そもそもSEOって何?
食べられるの?
それって強い?
そんな誰しも一度は疑問に思うことに答えたいと思います。
SEOとは?
略さず書くと、以下の通りです。
search
engine
optimization
無理矢理日本語にするなら、以下のような感じです。
「検索エンジンの最適化」
つまり、検索エンジンを最大限に効率的に使いましょうって意味です。
SEOの歴史
ざっくりした時系列でSEOの変遷を見ていきましょう
ネット初期〜2005年くらい
Yahoo!が強かった時代です。当時はまだウェブサイトの数は激増する前でした。
検索エンジンの多くはディレクトリ型検索エンジンと呼ばれるもので、検索エンジンの会社は、各ウェブサイトをカテゴリ分けをしていました。
暮らし、スポーツ、グルメなどのカテゴリに各ページを分けていく作業があり、驚くべきはその手法です。
なんと、当時は人力で、この作業をしていたそうです。
当時はウェブサイトの数もまだ多くなく、2000年で1700万個くらいでした。
多いと感じるかもしれませんが、2021年現在、ウェブサイトの数は18億を超えており、当時は現在の1/100以下しかなかったということになります。
※実際に稼働しているサイトは全体の25%くらいと想定されるため、2021年現在の稼働数は4億から5億くらいです。
しかし、スマホの出現などに伴い、この手法に限界が見えてきます。
2005年くらいから以降
ウェブサイトの数がこの辺から急増していきます。スマホが出現し、ウェブ需要が増すと、必然ウェブサイトも増えていきます。
そうなると、人力でのカテゴリ分けは追いつかなくなってきます。
そこで台頭してきたのが、Googleのロボット型検索エンジンです。
その名の通り、人ではなく、ロボットが機械的にインターネットを彷徨い、ページの評価をしていきます。
Googleが時代の覇者への道を急速に進みはじめたのは、このロボット型を取り入れたことがきっかけです。
人力では手に負えなくなったウェブサイトの急増を見越してか、どこよりも早く対応したGoogleが検索エンジン界のデファクトスタンダードになるのは当然の流れと言えそうです。
ロボット型検索エンジンって何?
何となく、システマチックに各ページが評価されている、っていうイメージですが、詳しく見てみると、SEO対策の参考になるかもしれません。
ボット 情報収集部隊
インターネット上をボットと呼ばれる情報収集部隊が定期パトロールしています。
ボット中にも役割があり、まずは偵察係がページに更新がないかを確認します。
更新があることを確認すると、偵察係はチームを呼んで、ウェブサイトの確認をします。
それぞれ役割があって、広く浅く見る係や、特定のカテゴリだけ見る係などがあります。
そして、ボット達がウェブサイト間を自在に動き回れるのは、リンクがあるからです。
リンクを見つけたボットは、あっちに行ってみたり、こっちに行ってみたり、ウェブサイト内を冒険できるのです。
なので、ページ内にリンクが多いと、ウェブサイトをしっかり見てもらえる、ということになります。被リンクの少ないページはボットに訪問してもらえる可能性も低くなります。
また、大抵の場合、ボットは1,2ページしか見てくれません。定期的にディープクロールと呼ばれる徹底調査もありますが、ほとんどの場合はすぐに帰ってしまうので、複数のボットが同じページに来てしまったりすると、辿り着かないページも当然出てきます。
せっかくなら、効率的に全ページ見てほしいですよね。お茶でも出すからゆっくりしていって欲しいところです。
そこで役立つのが、サイトマップです。
サイトマップ ガイドマップ
サイトマップというのは、その名の通り、ウェブサイトの構造を示すマップです。
マップがあれば、どこに何があるのかわかるので、ボット達もあちこち動かず、効率良くウェブサイト内をパトロールしやすくなり、見てもらえないページを生むリスクが減ります。
インデックス 図書係
さて、ボット達が集めた情報はどのように管理されるのでしょうか。次回のパトロールの参考にしなければいけないので、当然データベースに保存される必要があります。
データベースというのは、書庫のようなもので、次回のパトロールの際にはここから本を持ち出して、更新がないかなどを確認します。
つまり、情報を本にする必要があるのです。
ボット達は、それぞれがメモを取ります。そのメモを受け取るのが、インデクサと呼ばれるロボットです。その名の通り、彼こそがインデックス担当です。
インデクサはメモ帳を集めて、参照しやすい形にまとめ、一冊の本に書き上げてしまいます。その本を書庫に保存して、整列させることをインデックスというのです。
つまり、インデックスされていない、というのはGoogleのデータベースに情報がない、ということなので、Googleでの検索では出てこない、ということになります。
サーチコンソールからインデックスする、というのはGoogleに電話して、
「新しくページ作ったから見にきてよ」
とお願いすることで、ボット達が派遣され、結果的に書庫に新しく本が保存される、という作業になります。
アルゴリズム 図書係のおすすめ本
そして、Google図書館は、おすすめの本から順番に訪問者に紹介したいわけで、その順位付けのことをアルゴリズムっていいます。
アルゴリズムというのは、本来はもっと広義的で、この並び替えのことだけでなく、ソフトウェアの計算方法のことを指すのですが、SEOに絞って言えば、この並び替えのことになります。
インデクサが本にまとめて車庫に陳列する、その並べ方のルールがアルゴリズムです。
インデクサ君は面白い本から順番に紹介したいので、気に入った順に本を並べておくわけです。
つまり、この場合におけるアルゴリズムとは、インデクサ君の趣味嗜好のことです。
この趣味嗜好を読んで、皆さんSEO対策を検討しているわけです。
h2やh3のキーワードを意識して、っていうのはインデクサ君がここを重視しているためです。
インデクサ君におすすめしてもらうために、インデクサ君が好きな構造のサイトにしておく、そのことをSEOと呼ぶのです。
アルゴリズムのアップデート インデクサ君の成長
このインデクサ君の趣味嗜好ですが、時代とともに変遷します。インデクサ君は、結構流行に敏感なタイプです。
例えば、スマホが普及すれば、スマホ対応しているか、スマホでの表示速度は速いか、などが評価項目になりました。
インターネットユーザーの需要に合わせて、おすすめ順は更新されていきます。
ブロガーの方がGoogleのアップデートを恐れるのは、インデクサ君に嫌われたらどうしようっていうことです。インデクサ君は世の中の流れを汲んで、趣味嗜好を変えるので、また技術の進歩が進めば、インデクサ君もそれに注目して、場合によってはそれを評価項目に取り入れていくことになります。
Yahoo!対策はどうすれば?
ここまで、Googleの検索アルゴリズムについて、記載してきましたが、ではYahoo!はどういう仕組みなのでしょうか?
結論から言うと、Yahoo!はGoogle対策していれば問題ありません。
なぜなら、Yahoo!の検索窓からキーワード入れて検索すると、働いているのはGoogleだからです。Yahoo!は独自の検索エンジンを使っておらず、Googleの仕組みを利用しているだけなので、Yahoo!の検索窓はYahoo!の皮を被ったGoogleです。
Googleがロボット型検索エンジンで覇権を握りはじめた頃、Yahoo!もロボット型検索エンジンを開発する企業買収などで対抗を試みましたが、Googleには敵わず、結果的に検索エンジンについてはGoogleに従うがよし、と判断した結果です。
つまり、検索エンジンにおいて、Googleは実質独占状態となり、時代の覇者となったのです。
強すぎて独占禁止法絡みで訴訟されたりしてますが。。。
アンパンマン最強説 エンタメ界の覇者
私の息子はアンパンマンが大好きです。
アンパンマンのぬいぐるみを抱えながら、アンパンマンのアニメをじっと観ています。
街中でアンパンマンを見つけると、大きな声で「パーン!」と叫びます。
この息子の奇癖により、私はあることに気付きました。
ある日、息子とスーパーで買い物をしていると、入口のところで、例の叫びが出ました。
ガチャガチャにアンパンマンのオモチャがあって、それを見つけたようです。
その後も、お肉コーナーで魚肉ソーセージ、カップ麺、ふりかけ、レトルトカレー、チーズ、ジュース、パンと叫びが続き、お菓子売り場では、
「ポップコーン作ってるんか!」
っいうくらい、
「パン!パーン!パン!パーーン!!」
と叫びます。
そう、スーパーにはアンパンマンが溢れているのです。
アンパンマンのグッズ売上、どうなってる?と気になって調べた結果とそれに関する個人的見解が、この記事の内容です。
キャラクター・ブランド別売上ランキング
アンパンマンのグッズ売上を調べてみると、このページを見つけました。
https://finders.me/articles.php?id=1492
結論、アンパンマンは世界6位でした。
想定よりは低いな、というのが第一印象でした。
しかし、内訳を見ると、驚くべき結果が見えてきます。
グッズだけだとランクアップ
上記ページのランキングについて、グラフをよく見ると、ゲームなど、異なるメディアの売上も含まれています。
黄色が単純な商品なので、そこだけに着目すると、上位のスターウォーズを抜いて、5位になります。ポケモンとの差もほぼありません。
とはいえ、5位ですが、本当に凄いのはここからです。
マーケットサイズ
アンパンマンの購買層について、地域、年齢層でセグメント分けしてみます。
アンパンマンは海外で不人気
このランキングは日本のものではなく、全世界のランキングです。
ディズニー系はもちろん、ポケモンやキティちゃんも海外でかなりの人気を得ています。
一方で、アンパンマンはどうでしょう?
そういえば、海外旅行したときに現地でポケモンは見かけてもアンパンマンは見た覚えがありません。
調べてみた結果、アンパンマンは海外では不人気だ、ということがわかりました。
主な理由は、
「カニバリズムを想起させるため、子供に見せれない」
というもののようです。
カニバリズムとは共喰いのことで、顔をちぎって他人に食べさせる、というアンパンマンの善意は海外ではグロテスクだと捉えられやすいようです。
海外での放映はあるようですが、日本ほど人気はないようです。
アンパンマンと麻疹は一過性
次に年齢層を考えると、ディズニーやポケモンは大人になっても好きな方はいらっしゃると思います。ポケモンのゲームは大人でも買うし、可愛いポケモンのぬいぐるみを部屋に飾る方もいらっしゃるのではないでしょうか?ディズニーについては、服など身の回り品でも大人向けのものは多いですよね。
しかし、アンパンマンについては大人が積極的にグッズを買う印象はなく、そもそも大人向けのグッズもないように思います。大人サイズのアンパンマンのTシャツは見たことありません。
理由は定かではありませんが、保育園・幼稚園ではある程度の年齢になると、
「まだアンパンマンが観てるの?子供だね。」
というマウンティングが園児間で発生するそうです。そこから男子はトーマスや戦隊モノ、女子はプリキュアなどに転換していくようです。
つまり、
意図的なものかどうかはわかりませんが、アンパンマンは幼稚な子ども向けのもの、というブランディングが成立しているのです。
なぜアンパンマンはそんなに人気なのか
学説的には、以下の2点が挙げられます。
- 丸顔
- ストーリーがシンプル
丸顔については、赤ちゃんが好きな形が丸、というのが理由です。
保護本能というものが人間には備わっていて、角がないものに対して、安心感を感じやすいそうです。
そういえば、子どもって丸いフォルムのキャラが好きですよね。
ドラえもん、カービー、ミッキーマウスも角がありません。
二つ目の理由について、単純な勧善懲悪もののストーリーが子どもには理解しやすい、ということです。
日本昔ばなしなどと同様に、悪さをした者が正義の味方にやられる、というのが非常にわかりやすく、愛される理由になるということです。
確かに、ドラえもんや仮面ライダー、戦隊モノになると人間ドラマみたいなものが混ざってきて、単純な勧善懲悪とは言えないかもしれません。ドラえもんの場合はストーリーによって、ジャイアンが悪だったり、のび太が悪だったり、悪だったジャイアンが正義になったり、複雑ですね。
この2点を考えると、アンパンマンには競合がいないように思えます。
丸顔のヒーローが悪を倒す、この分野においてアンパンマン以外に当てはまるキャラクターがあるのでしょうか?
さらに何十年も前から広まっていて、気が付けば側にいるため、子どもや保護者からしたら、率先して別キャラに乗り換える必要もありません。
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初出掲載:2021年8月14日
最終更新:2021年8月14日
自己紹介
学歴
一応難関国立と言われる大学を卒業しております。大学ではイタリア語と英語を勉強しておりました。高校英語の教員免許も取得しており、在学中は教師になることも考えてましたが、授業で学んだ労働環境に嫌気がして、免許とるだけにとどまりました。
英語力はTOEIC800点くらいです。英語教育についても気になることをこのブログで書いていくつもりです。
キャリア
新卒の就活では、特にやりたいことも思いついておらず、手当たり次第、条件の良い会社で営業職を受けてました。
しかし、求人広告を見ていると、文系出身大歓迎のシステムエンジニアの求人が結構多いことに気付き、当時はITの時代到来の予感もあったので、そちらに方向転換しました。
ブラックIT
新卒一社目は、金融機関向けのパッケージソフトを開発および販売している会社に就職しました。上場企業です。SEとして採用していただき、最初の一ヶ月はプログラミングの研修でした。
新人歓迎会では役職者から、
「新入社員は会社の負債です。お金をもらいながら勉強するんです。三年間は役に立たないので、そこから返済が始まると思ってください。」
という金言をいただきました。
そういえば、社内では社長が革靴で社員の頭を叩いたり、「裁判でも何でも相手になってやる」という全社メールが送られてきたり、その辺の黒よりは黒い企業体質でした。
残業はタイムカードを18:30には押す慣習だったので、公式記録はありませんが、23:00までは普通に働いていて、土日祝も出たりしていたので、100時間/月は普通に越していたと思います。
転職
そういう環境だったので、2年半で退職を決意しました。
僕が退職する頃には、10人いた同期は残り3人でした。
転職先を考えるにあたって、SEはもうやめておこうと思っていました。
SEっていうのは基本的にブラックなんだという短絡的な理由です。
そのため、求人数の多い営業職への応募が多かったのですが、
貿易事務として働かないか、と現職からお声掛けいただき、今に至ります。
現職の業務内容
貿易事務としてのキャリアを中小企業で開始したわけですが、その業務はアナログそのものでした。
Excelが中心ではあったものの、関数などもほとんど使われておらず、
計算は電卓でしてExcelに打ち込むことが多かったので、
先輩に進言して書式の変更などを行いました。
その影響で、
「新入社員のあいつ、ITに詳しいのでは?」
という評価がおり、会社の新しいソフト開発のプロジェクトに抜擢されました。
そのプロジェクトのほかにも、各種社内書式の変更やAccessによる自動化を進めており、そして今に至ります。
正式に社内SEの拝命を受けたわけではありませんが、その真似事をしているような状態です。
中小企業奮闘記
こんな僕のキャリアについて、中小企業でのDX奮闘記として以下のブログに記載してます。
https://matsublog2021.hatenablog.com/
予算や工数の限られた中小企業ならではの苦労を、中小企業あるあるを交えながら記しています。興味のある方は是非こちらもご覧いただければ幸いです。
キャリアまとめ
簡単に言うと、英語もそこそこできて、プログラムもできるので、小学校が教員として欲しい人材だと周りには誇示しています。
もちろん免許がないので声が掛かることはあり得ませんが、だからこそ、言うのは無料なので自分は教育現場の最先端に立てる人材だと見栄を張っています。
趣味
サッカー
私はサッカーを3歳くらいからずっと続けております。
強豪校にいた、とか何とか選抜に選ばれた、とか輝かしい成績は全くありませんが、ヘタの横好きで長く続けております。
大学時代からは小学生相手にボランティアコーチも経験しており、
「教育」に興味を持っていた私には実地経験として良い経験をさせていただきました。
指導者ライセンスも取得しておりましたが、家族が出来てからは疎遠になってしまいました。
観戦については、日本代表の試合やガンバ大阪の試合を観るのが好きです。
ただし、スタジアムで直接観戦するよりは、テレビやDAZNで観る方が好きです。
ライブ感もたまに観ると面白いのですが、自分のペースでお酒を呑みながら、トイレが混むことがない、というお家観戦の魅力の方が私にとっては優先度高いです。
燻製
コロナ禍でおうち時間が増えたことで、
いかに美味しくお酒を飲めるかを考え、お家で燻製をしてみよう!と思い、燻製器を購入しました。
色んな燻製を試し、写真のようなベーコンを作れるようになりました!
また燻製についてはそのレシピと成果をブログに掲載したいと思います。
こんなに簡単にお酒にあうおつまみが作れるとは、驚きでした!
家族構成
嫁と1歳九ヶ月の息子がいます。(2021/8/14時点)
もとより興味があった教育分野の本番が来た!という感じで育児しておりましたが、やっぱり学問とは異なり、想定外の出来事が多く、理論とか定石みたいなものは目安程度にしかならない、と苦戦しております。
のはいえ可愛い愛息子。
推しはアンパンマンとカレーパンマンで、ぬいぐるみを抱きながらアニメ観戦する推し事ぶりです。
育児について感じたことや便利だったツールの紹介なんかも書いていきたいと思います。
最後に
こんな私が日常で感じたことなどを雑記形式で不定期更新してまいります。
出来るだけファニーに書きたいと思いますので、是非是非覗きに来てください!